NEWS blog

NEWS NEWS

2024.09.18 NEWS

失敗しない相続不動産の売却法、54名の成功体験から学ぶ

失敗しない相続不動産の売却法、54名の成功体験から学ぶ

不動産の相続でお悩みの方へ、

こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。

今まで30件近く、経験した相続不動産の売却は、ただの財産処分ではなく、感情的な葛藤や家族間の対立、さらには複雑な法律・税務手続きが絡む、非常に難しいプロセスでした。

売却するだけのシンプルに進むものは、本当に少なかったです。

今回、54名の方々にご協力いただいた相続不動産売却のエピソードを元に、相続不動産売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げてみました。

>>相続不動産の売却を実際に経験した方からの各アドバイスや学びはこちらにまとめておきました。

1.不動産売却を決断するまでの葛藤

悩む男性

1-1.感情的な葛藤

あまり、実感がないかもしれませんが、相続不動産の売却に際して、多くの方が最初に直面するのは感情的な葛藤です。

特に、長年家族と共に過ごした家や、思い出が詰まった場所を手放す決断は、容易ではないと思います。

例えば、ある回答者は「売却した不動産には、私の家族にとって特別な思い出が詰まっています。それは、私たちが長年暮らしてきた場所であり、家族の絆が深まった場所でもありました」と語っており、こうした感情的な結びつきが、売却をためらわせる大きな要因となっていました。

 

1-2.実利的な判断

一方で、実際の生活状況や将来の計画を考慮して、実利的に判断するケースも多く見られました。

「誰も住む予定がないため、生活費の足しにと考え、早めに売却することを決めました」、「子どもたちも大きくなり、使う事も減ったので処分しました」といった意見もあり、感情と現実のバランスをどう取るかが鍵となります。

 

2.売却プロセスで直面した具体的な課題

打ち合わせの様子

2-1.相続人間の意見の相違

イメージできるかもしれませんが、相続に関わる全ての家族が同じ意見を持つことは稀です。

いわゆる、争続です。。

売却するかどうか、売却価格、タイミングなど、多くの点で意見が分かれることが多く、これが大きなストレスとなります。

「相続人間での意見の相違が最大の課題でした」

という回答も多く、この問題を解決するためには、冷静かつ客観的な話し合いが求められます。

時には、専門家の仲介を仰ぐことが有効であるという声もあります。

 

2-2.市場の現実と価格設定の難しさ

他にも、『売却』についての市場の現実と向き合うことも、難しい課題の一つです。

査定価格を参考に希望する価格で相続不動産を売却できるとは限らないため、価格設定に苦慮するケースが本当に多いです。

ある回答者は「希望価格では売れない現実を知りました。。」と述べており、現実的な市場価値を理解し、柔軟に対応することが必要です。

ある業者が仕事を取るため、高預りを行っていると言われたこともあり、不動産がいつまでも売れずに残っているケースもあるようです・・・。

 

2-3.買い手を見つける困難

特に、地方や築年数が経過した物件では、買い手を見つけることが本当に難しいです。

「次の買い手を見つけるのがとても大変でした」という回答が示すように、買い手が現れない状況が続くと、売却プロセスが長引き、さらなるストレスを引き起こします。

親族同士で揉めてしまう事もあります。

経験のある適切な不動産会社の選定やマーケティング戦略の重要性がここに現れています。

 

2-4.税務・法律面での手続きの煩雑さ

売却を進める中で、税務や法律の手続きの複雑さに驚く人も多いです。

「手続きがとても大変だということがわかりました」という声からも分かるように、書類の準備や必要な申請手続きが売却のスムーズな進行を阻む要因となっています。

ここでも、専門家の助けを借りることが不可欠だと思います。

 

3.経験から学んだことと、これから売却を考える人へのアドバイス

笑顔の女性

3-1.事前のリサーチと専門家の助言を重視する

「とにかくたくさん調べ、有識者から話を聞くことが大切です」という意見が示すように、情報収集と専門家の助言を得ることが成功の鍵となります。

不動産業者だけでなく、税理士や弁護士など、幅広い分野の専門家の意見を取り入れることで、売却に関するトラブルを未然に防ぐことができます。

 

3-2.家族間のコミュニケーションを大切にする

相続不動産の売却には、家族間での十分なコミュニケーションが本当に不可欠です。

アンケートの中には、「家族全員で話し合いを重ね、最終的にはみんなが納得できる形で売却できました」という成功例もあり、家族全員が納得する形で進めることが長期的な信頼関係を保つために重要です。

 

3-3.税務・法律面の準備を怠らない

実際に、相続不動産を売却した方から、「事後の手続きや税金対策も考慮に入れる」とのアドバイスが示すように、売却後にも多くの手続きや税金対策が待っています。

これらの準備を怠らず、計画的に進めることが、後悔のない売却を実現するために必要です。

 

4.相続不動産売却の実態やその難しさまとめ

作業中の相楽

今回説明してきたように、相続不動産の売却は、感情的にも物理的にも多くのチャレンジを伴います。

しかし、正しい情報を集め、専門家の助けを得ながら進めることで、スムーズに売却を完了することが可能だと私は思います。

このような経験談やアドバイスを参考に、皆様が安心して不動産売却に取り組めることを願っています。

>>相続不動産の売却を実際に経験した方からの各アドバイスや学びはこちらにまとめておきました。

●●取引実績まとめ

5.無料相談や取引実績について

グラフの通り、2012年以降1,200件を超える無料相談と、250件を超える不動産売買を経験してきました。

相続に関する相談も250件を超え、不動産を使った相続税対策や今回のように、相続した不動産の売却を行ってきました。

無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。

無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。

無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と半額にしています。

と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなります。

結果的に、高いで値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。

その他取引実績の詳細はこちらです。

●●取引実績まとめ