中野にある中古の一棟マンションを６，０００万円（利回り９％）で購入した事例

アパートの賃貸経営に興味がある方へ、

こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。

今回は、相続で引き継いだものの自主管理がうまくいかず、空室が多かった中野区新宿徒歩圏に位置する低層階店舗付き共同住宅を、将来的な相続や老後の備えとして購入し、再生に成功した事例を解説していきます。

１．物件概要と相談までの経緯

まず、今回の物件概要や相談までの経緯について解説していきます。

１－１．物件概要

-所在地: 東京都中野区
-最寄駅: 新宿駅徒歩圏内
-構造: 鉄骨造の低層階店舗付き共同住宅
-売却年: ２０１５年
-売却価格: ７，２００万円
-利回り: ７．５%
-規模: 一棟マンション
-用途: １階が店舗部分、2階以上が住居部分
-購入時の空室率: 半分以上が空室
-購入時の管理状況: 自主管理、管理やリーシングが上手くいっていない状態

１－２．相談までの経緯

この物件のオーナーは、２０１５年に相続で引き継いだ後、自主管理を行っていましたが、業者選択や建物管理に課題があり、空室が続いていました。

そんな中、以前赤羽でアパートの売却を担当したオーナーが、この物件に興味を持ちました。

オーナーは、立地の良さと地下鉄の改善計画を踏まえ、購入を検討しましたが、一階店舗の空室や賃貸経営に対する不安も抱えていました。

２．なぜ、再生することができたのか？

本件の再生には、複数の要因が重なって成功しました。

２－１．スケルトン工事と新たなテナントの確保

物件取得後、まず一階部分の設備をスケルトンにし、再募集を開始しました。

結果的に、セントラルキッチンとして利用したい菓子製造会社が内見し、契約が成立しました。

２－２．住居部分の改修と短期間での満室化

また、二階以上の住居部分も改修工事とフリーレントを利用して、短期間で満室にしました。これにより、物件は再生され、賃貸経営が安定しました。

２－３．方南町駅の改善計画による価値向上

さらに、東京メトロの方南町駅のホーム改善計画が、物件の価値をさらに高める要因となり、将来的な利便性の向上が見込まれました。

このような要因が重なり、物件の再生に成功しました。

中野にある中古の一棟マンションを６，０００万円（利回り９％）で購入した事例

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