2021.11.30 NEWS
親族間の意見の相違を乗り越え、幼少期の思い出の不動産を手放した30代男性の相続物件売却事例
相続不動産の売却を検討している方へ、
こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。
弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。
その中で、今回は近畿地方に住む30代の男性から伺った、『相続した思い出の詰まった物件を手放した』エピソードについて紹介し、相続した物件の売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げていきます。
1.思い出の詰まった場所を手放す決断
1-1.幼少期の遊び場だった物件
私が相続したのは親族所有の貸物件でお店や倉庫がある場所でした。それでも、この物件には幼い頃の思い出がたくさん詰まっています。
実家の裏には広い畑があり、その近くに駐車場もありました。
その駐車場には、柿やキウイの木が植えられていて、季節になるとそれらを食べながらよく遊んでいました。
しかし、地元を離れてからはあまり訪れることもなくなり、物件自体も老朽化が進んでいました。
さらに、使っていた人たちも次々に転居し、空室が目立ってしまいました。
1-2.物件を手放すことになった経緯
利用者が減り、この物件の管理が難しくなってきたため、親族の間で売却の話が持ち上がりました。
正直、私も思い出のある場所だったので手放すのは悲しかったですが、市町村の道路拡張計画に合わせて売却することにしました。
親族とも話し合いを重ね、「費用もかかるし、これ以上放置しても、何の利益にもならない」という結論に達しました。
1-3.短期間で売却完了
幸い、売却の話はスムーズに進みました。
物件の老朽化の影響で物件の価値も下がっていたのですが、道路拡張のニュースで短期間で買い手が見つかり、3ヵ月以内に売却が完了しました。
2.売却時の困難と教訓
2-1.売却時の最大の課題
売却の過程で最大の問題は、親族間での価格設定に対する意見の食い違いでした。
買い取りを希望した不動産業者が提示した価格に対して、親族の中には不満を抱く人もいました。
特に、物件の立地条件を考えると、相場よりも安いと感じるのも無理はありません。
そのため、一時的に売却が進まないという状況に陥りました・・・。
2-2.司法書士による問題解決
この問題を解決するために、司法書士の先生に入ってもらい、準備してもらいました。
そして、親族全員が納得できるよう、財産分与の内容を変更し、書類や手続きの調整を行いました。
最終的には、親族全員が同意し、無事に売却することができました。
ただし、事前にもっと慎重に親族間で話し合っていれば、もう少しスムーズに進められたのではないかと感じています。
3.今後同じ状況に直面する人へのアドバイス
3-1.情報収集の重要性
私が感じたのは、不動産売却において、最も大切なのは事前の情報収集です。
不動産会社の言うことだけを鵜呑みにするのではなく、複数の情報を集めて比較することが重要です。
不動産会社の担当などに聞きつつ、路線価や周辺の相場を調べておくことも欠かせません。
さらに、相続物件の売却では、親族間や周辺住民、不動産業者とのトラブルも多く発生する可能性があります。
そのため、相続人全員としっかりと話し合いを行うことが必要です。
3-2.短期で決断できる準備を
また、精神的な負担を軽減するため、できるだけ短期間で売却の決断ができるように、事前に必要な情報を集めて置くことも大切です。
例えば、相続人の確定や、所有者確認のために必要な戸籍謄本、金融機関の口座情報など、あらかじめ揃えておくと、売却をスムーズに進められると思います。
4.担当者からのアドバイス
今回のエピソードでは、親族間の意見の相違や売却価格に対する不満など、相続物件の売却でよく起こる問題が見受けられました。
特に、物件に対する思い入れが強い場合は、感情的な問題が大きく関わってくることが多いです。
そのため、売却に向けた方針を親族全員で事前にしっかりと話し合い、司法書士や専門家を交えた相談を行うことがトラブル回避のカギとなります。
また、売却後に後悔しないためにも、しっかりとした相場調査を行い、不動産業者の選定は慎重に進めることが大切です。
ともかく、売却後の後悔を少しでも減らすため、お願いする担当者や事前の準備・根回しをしっかり行ってください。
5.無料相談や取引実績について
5-1.無料相談について
この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。
さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。
と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。
5-2.無料相談の推移と成功事例
2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。
無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。
この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。
5-2-1.経験と事例の活用
長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。
このアプローチは多くのお客様に信頼されています。
5-2-2.戦略的なアプローチの確立
無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。
相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。
5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破
2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。
5-3-1.住み替え相談が増えています
現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。
5-3-2.住宅ローンの滞納相談
さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。
成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。
弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
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注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。
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