2021.11.20 NEWS
老朽化した実家の売却、相続後に管理費や税金が重く、6ヶ月以上かけて売却することができた事例
相続した不動産の処分にお悩みの方へ、
こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。
弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。
その中で、今回は関東地方に住む40代の男性から伺った、『3世代にわたり家族が住んでいた実家を売却した』エピソードについて紹介し、相続不動産売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げていきます。
1.売却の経緯と実家への思い
1-1.長い歴史と深い思い出
今回売却した物件は、私が小さいころから祖父、両親、兄弟と3世代にわたって住んでいた戸建てです。
私にとっては、懐かしく、何かあったときには帰れる唯一の場所でした。
小さい頃は、家の中で友達と鬼ごっこやかくれんぼをして遊んだ楽しい記憶が今でも鮮明に残っています。
学生時代には、楽しいことも悲しいこともすべて実家で過ごし、たくさんの思い出が詰まった場所でした。
そのため、実家を売却する際は、とても悲しい気持ちになりました。
1-2.建物の老朽化による判断
しかし、建物は築50年近く経ち、かなり老朽化が進んでいました。
そのため、『改修しても住み続けるのは現実的に難しい』という判断をせざるを得ませんでした。
家の中には、小さい頃に柱に刻んだ身長の目印や、反抗期に壁を蹴って開けた穴を直した跡など、生活の証がたくさん残っていました。
正直、売却の決断を下すのは簡単ではありませんでした・・・。
それでも、毎月の管理費や将来的な改修費を考えると、手放すしかないと納得しました。
2.売却時の困難とその解決
2-1.境界線の問題
売却プロセスで最大の困難だったのは、境界線の確認です。
住宅地にアリがちですが、四方のうち三方が隣接住宅だったため、境界確認書を交わす必要がありました。
特に、普段あまり交流のないお隣の方がサインに難色を示し、何度も菓子折りを持ってご挨拶に伺いました・・・。
最終的には、誠意が通じ、サインをいただけました。
ただ、その後も隣家の樹木や草が境界を越えている問題に直面しました。こちら側も同様に樹木を処理し、お互いに越境問題を解決しました。
2-2.改修と交渉の難しさ
物件が古かったため、部分的な修繕も必要でした。物件の魅力を保つために最低限の修繕と室内の掃除を簡単に行い、内見や買い手との交渉に臨みました。
正直、価格交渉は非常に難航しました。
それでも、結果的に適正な価格で売却することができたのは、大手不動産会社の迅速な対応のおかげだと思います。
売却には6カ月以上掛かりましたが、担当者と長期にわたるやり取りを経て、ようやくスムーズに完了しました。
3.売却後の振り返りとアドバイス
3-1.不動産会社選びの重要性
振り返ってみると、売却した後に後悔した点もいくつかありました。
特に、売却価格や業者選びに関しては、もっと多くの会社に相談すべきだったと感じています。
時間がなかったため、不動産会社2~3社にしか相談しなかったため、売却価格に差が生じたことに驚きました。
これから売却を行う人は、より多くの業者に見積もりを依頼し、一番高く売却できる業者を選ぶことが重要だと思います。
3-2.必要な書類と手続き
他にも、売却に際して、固定資産の評価証明書や都税事務所、区役所で発行される書類が必要になります。
事前にこういった手続きを丁寧に説明してくれる業者を選ぶことで、安心して売却を進めることができました。
売却を検討している方には、書類の準備やプロセスの流れをしっかり確認することをお勧めします。
4.担当者からのアドバイス
今回のエピソードを聞いて、相続した物件には家族の思い出が詰まっており、売却に伴う感情的な部分が非常に大きいことを改めて感じました。
物件の売却は経済的な理由だけでなく、心理的な準備も必要です。
4-1.複数の不動産業者に相談し、適切な業者を選ぶ
特に、売却後に後悔しないように、事前に複数の不動産業者に相談し、適切な業者を選ぶことが大切です。
4-2.隣人問題の早期対応
また、境界線や隣地トラブルは売却時に必ずクリアしなければならない重要な問題です。
不動産会社に安い値段で買い取ってもらう時にはこれらの問題も放っておいていいかもしれません。
が、時間を掛けて、高い値段での売却を目指す場合には、私たちのような専門家のアドバイスを早めに受け、解決しておくことをお勧めします。
4-3.売却まで1年掛かることも?
最後に、物件の売却は時間がかかります。今日決めて、一週間後に終わるとはなりにくいです。
焦らずにしっかりと準備を整えて、納得のいく結果を得られるよう努めてください。
5.無料相談や取引実績について
5-1.無料相談について
この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。
さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。
と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。
5-2.無料相談の推移と成功事例
2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。
無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。
この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。
5-2-1.経験と事例の活用
長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。
このアプローチは多くのお客様に信頼されています。
5-2-2.戦略的なアプローチの確立
無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。
相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。
5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破
2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。
5-3-1.住み替え相談が増えています
現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。
5-3-2.住宅ローンの滞納相談
さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。
成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。
弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
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注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。
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